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研究職キャリア・ノート

ポスドク エンジニア 転職

ポスドクからエンジニアへ移るとき、実際に何が起きるか

公開

ポスドクからエンジニアへの移動は、他業種からの転職とは詰まる場所が違います。順番に見ていきます。

書類の段階

最初の関門は、職務経歴書という形式そのものです。研究者にはCVの習慣はありますが、職務経歴書はありません。この2つは目的が違います。

CVは「何をしてきたか」を網羅する文書です。職務経歴書は「次の職場で何ができるか」を示す文書です。論文リストをそのまま貼ると、ほぼ確実に落ちます。

書き換えの基本は、成果を課題・手法・結果の順に並べ直すことです。研究のアブストラクトと構造は同じなので、慣れれば速く書けます。

ここで作った要約は、エージェントの初回面談でもそのまま使えます。何をどこまで聞かれるかは転職エージェントの無料面談では実際に何をされるのかにまとめました。

面接の段階

技術面接では、研究の話は短く求められます。30分の面接で研究背景を10分話すと、それだけで印象が決まります。

聞かれるのは大抵この3つです。

  1. なぜアカデミアを離れるのか(後ろ向きな理由でも構いませんが、正直に短く)
  2. チームで開発した経験はあるか
  3. 期限が切られた仕事をした経験はあるか

3番目が意外な落とし穴です。研究は自分で締切を引く仕事なので、「他人が引いた締切で動いた経験」を問われると答えに詰まります。

年収の段階

研究職の給与は民間の等級表に対応していないため、担当者も値付けに迷います。迷った結果、低めの提示が出ることがあります。

見積もりの手順と、額面以外に見るべき条件は研究職から民間に移ったときの年収に寄せてあります。この記事では扱いません。

この移動が向かない人

上の3段階のうち、書類と年収は準備で埋まります。埋まりにくいのは面接で問われる部分です。

時期

任期の残りが1年を切ってから動き始めると、面談の設定だけで数週間かかるため間に合わないことがあります。面談は無料なので、決断より先に受けておいて構いません。